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まわりの人たちや世の中に対する相手の人の姿勢や態度がわかっていると、安心してその人と関わることができます。
そしてその、「相手の人の姿勢や態度」が自分にとっても共感できたり共有できるものだったら、親しい関係を築ける可能性があるわけです。
たとえば私は今までの人生で何度か、クリスチャンの女性とおつきあいをさせていただいたことがありました。
私自身は無信仰なのですが、キリスト教に関してはある程度の知識があります。おかげでそれらの際に「相手はクリスチャンだから、こういう問題に対しては、こういう態度をとるはずだろう」と予測することができました。そのため、まだお互いに相手のことを充分によく知らない段階のうちから、わりと安心しておつきあいすることができた気がします。
たとえば私だって、相手の人が「右の頬を殴られたら、左の頬も殴れと言うだろう」とは、さすがに思いません。いくら新約聖書には「誰かがあなたの右頬を打つなら、左頬をも向けなさい」と書かれているにしてもです。
しかし相手がクリスチャンなら、自分が実際以上に善人であるかのように見せかけてだましたり不倫の
http://www.hopekanpou.net/biyaku-02.htmlをすることに対しては、強い抵抗感を抱いているはずだろうと考えられます。
したがって、その人のことを基本的には信頼することができたのです。
考えようによっては宗教も、NPOなどと似ている面があるのかもしれませんね。
その宗教が人に優しくするよう唱えている場合、その宗教の信者は人に優しいはずだろうと考えることができますので。
世の中のために役立とうとしているNPOやNGOや社会的企業に所属している人なら、優しい人が多いはずだろうと考えられるのと、共通する部分があるというわけです。
ただし中には、特にその宗教を信じていない人に対して、温かい態度で接することを奨励しない宗派なども存在します。そのような宗教の信者に対して、その宗教の信者でない人が接する際には、気をつけなければいけません。
相手が信仰なり倫理観なり、何らかの理由で「本当に優しい人」だった場合は、信頼することができます。
そして自分の側も、その人と共通する部分のある倫理観を持っていた場合は、気持ちが通じあって密接な関係を築ける可能性が高いわけです。
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